様々な加工や変更により、ノーマルのIHIターボチャージャーよりも素早いレスポンス特性を誇りながら全回転域で大幅な風量増加が実現されています。LO500ターボチャージャーは、トルクバンド、ピークパワー、ターボレスポンス、扱い易さ、そして信頼性、すべてが高次元でバランスされています。ストリートユースとモータースポーツ、どちらにも適しています。
まずは、5軸CNC加工機でコンプレッサハウジングとタービンハウジングの内壁が拡大され最適化されます。コンプレッサ側は吸入空気の風量増加、タービン側は排圧軽減と流量増加により最大出力を発揮します。
LO500の心臓部には、ノーマルよりも大きく高効率で端部が延長された「Extended Tip 鍛造ビレットコンプレッサホイール」が採用されています。重量は鋳造製ホイールの25%減と極めて軽量でありながら遥かに高い強度と耐久性を誇ります。高度な切削技術を用いてコンプレッサホイールのステムと先端は最小化されます。削り出しの鍛造品であることから形状自由度は高く、複雑で薄いインぺラ形状を可能にし、インデューサー径も限りなく理想値に近づけられています。
タービンブレードはクリッピング(カットバック処理)が施され、徹底した流量増加と俳圧上昇対策がおこなわれています。
タービンブレードとシャフト、そしてコンプレッサホイールは、0.05gmmという純正品より遥かに精密な公差でバランス取りがおこなわれています。ベアリングもLOBA製の強化品に変更されターボチャージャーの寿命と耐久性の向上が図られています。
●最先端技術を凝縮した「Extended Tip」鍛造ビレットコンプレッサホイール
●5軸CNC加工機によるコンプレッサハウジング及びバックプレートの最適化
●5軸CNC加工機によるタービンハウジング最適化
●タービンブレードのクリッピング(カットバック処理)
●クリアランスの最適化
●LOBA製の強化ベアリング
●超高精度バランシング
●純正ユニット交換で取付けはボルトオンとなります。
●ドイツ製
エンジンマネージメントの設定、エンジンの状態、また車両に装着されている
コンポーネントによっては、このターボチャージャーを用いておよそ500PS程度の
出力を見込めます。